加湿器の選び方

方式は4種類

加湿器の方式には、4種類が存在します。

有名メーカー製の製品は、大抵が気化式ハイブリッド式です。

大型・高額機種はハイブリッド式で、小型・低価格機種は気化式となっている場合が多いです。なので、何か特別こだわりがあるのでなければ、お金に余裕のある方はハイブリッド式で、余裕のない方は気化式を選ぶことに自然となりますし、また、それで良いのではないかと思います。

気化式

「気化式」とは、専用フィルターに水を含ませ、風を当てることで、空気に水分を含ませます。加湿空気清浄機が使用しているのは、ほぼ100%この方式なので、最もシンプルだと言えるはずです。ただ、欠点として、加湿力はそれ程高くないのですが。

これは「ヒーターレスファン式」と呼ばれることもあります。

フィルター フィルター2

三洋電機製加湿空気清浄機「ABC-VWK71C」の加湿フィルターです。

加熱式(スチーム式)

「加熱式」とは、高熱で水を蒸発させてその蒸気を加湿に使用する方式です。これは「スチーム式」とも呼ばれます。

この方式の加湿能力は一番確かのはずですが、高熱を必要とするため安全性に一定の課題があり、また、消費電力も高めとなります。また、内部で湯を沸かす必要があるので、電源を入れてしばらくの加湿能力が低く、更に本体にファン(送風扇)がない場合には、折角のスチームによる湿度が部屋に広がるのも遅くなります。

そして、この方式は、少なくとも有名メーカー製の家庭用としては、殆ど見かけることはありません。なので、事実上大抵の方には、関係のない方式ということになっています。

ハイブリッド方式(加熱気化式)

これはその名の通り、気化式と加熱式(…と言っても、水を加熱するのではなく、温風を用います)を組み合わせた物です。加熱をOFFにして、気化式としてのみ使用できるものもあります。また、温風を用いる為、スイッチを入れてすぐの加湿能力も高いとされます。

有名メーカー製の高額機種はこれであることが多いので、有名メーカーの良い物をお求めの方は、この方式を購入する確率が高いはずです。

超音波式

これは、超音波振動で水を細かな粒子にし、空中に飛ばす方式です。水滴型のお洒落なデザイン加湿器は、大抵この方式です。

この方式は、音が静かで消費電力も低く、外観もお洒落、アロマ機能まである(一部機種)、となれば、欲しい方が多いかもしれません。

しかし、この方式は、細かいとはいえ、水滴をそのまま飛ばすために、水中に含まれる雑菌までをも一緒に飛ばしてしまうという酷い欠点があり、"加湿器病" という肺のアレルギーの原因とされています。

また、実のところ、この方式で水道水を使用すると、家具や壁に塩素の白い粉が付くことがあるようです。そしてその場合には、"浄水器をご使用下さい" 等という、持ってない人には笑えない話もあります。

そして、それらのためなのかどうかは分かりませんが、有名メーカーでこの方式を扱うところはありません。ですので、どうしてもお洒落なデザイン加湿器を買いたいのではなく、機能が良ければ良いのであれば、縁のない方式だと言えるでしょう。

ちなみに、気化式と加熱式(及びハイブリッド式)では、単に気化した水分を飛ばすだけの為、"加湿器病" は関係ないとされています。ご安心下さい。

ただ、例外的に加熱式と超音波式を組み合わせてハイブリッド方式(元々の意味は「複合式」)を名乗る製品もあるようで、それも加湿器病は大丈夫と自称していますが、私には何とも分かりません。


 関連ページ:

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 関連サイト:

 加湿器(Wikipedia)

 加湿器にはいろんな方式があるけど、どれを選べば良い?(家電Watch)

 【リコール情報】KOM社製超音波式加湿器「PERFUME」