シャープ加湿空気清浄機「KI-BX70」

2012年11月1日に発売となる、シャープ製プラズマクラスターイオン25000(イオン濃度25,000個/cm³)搭載の加湿空気清浄機KI-BX70です。これは家庭用としては大型機で、空気清浄床面積としては、約〜31畳 (加湿有効面積:プレハブ〜19畳/ 木造和室〜12畳)を誇ります。

シャープには適用床面積がほぼ同等の「KC-B70」という機種もありますが、そちらはイオン濃度7,000個/cm³の製品ですので、単純に言ってそちらの約3.5倍の濃度となります。しかし、実際の効果としては、付着臭脱臭スピードは約1.3倍で、浮遊菌抑制スピードは約1.5倍といった程度となります。
ただ、この「KI-BX70」では、業界初として、6畳相当の試験空間内での付着ウィルスの10時間後での抑制効果(…と言っても自然減と比べて、感染力を約半減さらせるというものですが)も実証されています。

また、プラズマクラスターイオンの適用床面積は、実は空気清浄の適用床面積とは異なり、加湿適用床面積と同等で、かなり狭いです(加湿適用面積が狭いのは、どのメーカーでも同じです)。この製品の場合には、〜19畳となっています。その為、この機種自体のおすすめの適用床面積も、〜19畳ということになっています(空気清浄適用床面積の5〜6割程度ですので、おすすめの床面積として実はこれで普通です)。

ただし、イオン濃度が高いのは良いのですが、これを含むプラズマクラスターイオン25000系の機種では、イオン発生ユニットの交換が必要となります。これは連続運転をした場合には、約2年での交換(約2年2ヶ月で機能が停止)が必要となります。

他の特徴としては、このプラズマクラスターイオン25000のシリーズでは、ボディ前面中央付近からも吸引しており、ここにもプレフィルターが付いています。

また、メインフィルターとしては、高性能なHEPAフィルターを採用していますし、これは背面吸込を行う機種ですので、機体の背後にある程度のスペース(3cm以上で大丈夫とされますが、推奨値は30cm)が必要です。また、珍しくも、1日あたりの電気代を示す "電気代モニター" も備えます。

これには前年度型として「KI-AX70」がありますが、違いとしては、

  • 最大加湿能力が、1時間に600mL⇒700mLにアップ
  • それに伴い、加湿適用床面積、及びプラズマクラスターイオンの適用床面積が約〜17畳⇒約〜19畳へとアップで、おすすめ畳数も17畳⇒19畳にアップ
  • 加湿時の空気清浄適用床面積も、約〜23畳⇒約〜26畳へと3畳分アップ
  • 開閉する気流制御ルーバーの新設と、60分限定で吹き出し口を絞って、吸じんスピードを約1.5倍とする「スピード吸じん運転」の搭載。(その代りに「プラズマクラスターシャワー運転」という、25000のシリーズではイオン濃度が1.5倍にならなかった奇妙なモードの消滅)
  • ウイルスの生存しやすい湿度・温度を見張って運転する「乾燥・低温みはり」モードの新設
  • タンクやトレーの水を除菌する「Ag+イオンカートリッジ」の搭載(使用する場合には、1年毎の交換が必要。価格は送料込で900円程度)
  • キャスターが横方向限定から全方向タイプに
  • モニターが専用窓タイプから、ボディに透過光で浮かび上がるタイプに
  • フィルターのお手入れ時期のお知らせが、1ヶ月運転毎から、ホコリをセンサーで見張って知らせるタイプに
  • 後ろパネル(プレフィルター)の表面に張ることのできる、使い捨てプレフィルター・「お掃除らくらくカバー」を3枚同梱
  • 自動エコ運転時の1日の電気代の目安が、約5.0円⇒約4.4円に(約12%削減)
  • 性能は上がったのに、重量が1.0kg減の11.0kgに(サイズも微妙に変化)
  • 運転音、消費電力等、基本的に微減(加湿「強」時はアップ)

…ということになるようです。変更点は意外と多いです。

シャープの空気清浄機は、元々、湿度はウィルスに有効な約60%を目安として運転しています。なので、"ウイルスの生存しやすい湿度・温度を見張って運転する「乾燥・低温みはり」モード" というのは、低温の検知と、湿度も見張ってのプラズマクラスターイオンの濃度の調節が、その役割となるのでしょう(加湿がOFFになっている場合には自動でONになるようですが、ウィルスが気になるなら、加湿機能はONにしておくべきでしょう)。ただ、温度自体は、暖房を入れなければどうにもなりませんが。

今回、後ろパネルに取り付けることが出来る "お掃除らくらくカバー" というのも付属しますが、後ろパネルは掃除機に吸わせれば良いので・・・単に贅沢装備だと思います。

この「KI-BX70」は、前年度型より性能が上がっていますし、シャープ製加湿空気清浄機の上級機種として、同クラス通常型の「KC-B70」より、最大加湿可能面積や、イオン濃度、スピード吸じん、脱臭フィルターの面で性能が高いのは良いのですが(風量が同じ場合でも、こちらのボディの方が、20%程度空気の循環効率が良いようではあります+新設の「スピード吸じん運転」モード有)、実は、こちらの消費電力はその通常型の約1.5倍以上あり、こちらの自動エコモード時のみ、プラズマクラスターイオン発生機能も、通常版並みにか弱めとするようです。しかし、それを使っても、1日あたりの電気代の目安は、KC-B70では約3.6円であるのに対し、こちらが約4.4円と2割程度高いです。そしてそれらに伴ってか、運転音も殆どモードで3〜4dB高いです。

また、繰り返しとなりますが、このシリーズの機種では、プラズマクラスターイオン発生ユニット(価格は送料込で4,000円以上)の定期的な交換が必要となります。そして、プラズマクラスターイオン(ON時)には、チチチチチチチチチ・・・という特有の小さな放電音もあります(年々性能アップで音が小さくなっているようでもありますが)。この「KI-BX70」は大きな部屋用ですので、送風面での運転音の問題と並んで、音の問題は小さいとは思いますが。…それらでも構わない方には、良いのではないでしょうか。
(⇒前年度型「KI-AX70」/ 下位シリーズ「KC-B70」)


色:ホワイト系(W)、ブラウン系(T)

 楽天市場Yahoo!ショッピングamazon
価格《最安値》RakutenYahoo!amazon
評価・口コミ感想(_件)レビュー_件☆レビュー

価格は変動します。時価は必ずリンク先にてご確認下さい。

オレンジ色の部分は同年度型「KI-AX70」の数値です。

加湿空気清浄時
運転モード静音(カッコ内はモニターOFF時)
風量(m³/分)5.8(4.9)3.51.5
消費電力(W)60(44)W26(27)W6.7[6.3(6.1)]W
電気代の目安(円/1時間)1.32(0.97)0.57(0.59)0.15[0.14(0.13)]円
運転音(dB)49(47)dB42(43)dB24(26)dB
通常の空気清浄時
運転モード静音(カッコ内はモニターOFF時)
風量(m³/分)6.83.51.5
消費電力(W)90(91)W24(25)W5.7[5.3(5.1)]W
電気代の目安(円/1時間)1.98(2.00)0.53(0.55)0.13[0.12(0.11)]円
運転音(dB)52(53)dB42(43)dB24(26)dB
空気清浄適用床面積〜31畳
加湿時空気清浄適用床面積〜26(23)
加湿適用床面積
(カッコ内は木造和室)
〜19(17)畳(12(10)畳)
プラズマクラスター適用床面積〜19(17)
空気清浄時間
(8畳にて統一)
約9分
加湿時空気清浄時間
(8畳にて統一)
約11(12)
プラズマクラスター性能高濃度(25000個/cm³)
加湿方式気化式
ローター式加湿構造
加湿能力最大700(600)mL/h
水タンク容量約3.6L
気流制御ツイン気流(前方包み込み気流+後方斜め20°気流)
センサーホコリ、ニオイ、温度、湿度
フィルタープレフィルター / 集塵(HEPA)フィルター / 加湿フィルター / トリプル機能脱臭フィルター
フィルター交換不要期間交換不要 / 約10年 / 約10年 / 約10年
仕切り線は上の欄に対応
加湿フィルター洗浄頻度約1ヶ月(720時間)毎
運転モード手動3段階切替 / 自動運転 / 自動エコ運転 / 花粉 / スピード吸じん運転
切タイマー〇(1・2・4・8時間)
チャイルドロック
キャスター(車輪)〇(ストッパー付)
質量(kg)約11.0(12.0)kg
外形寸法(cm)幅41.0×奥行30.6×高さ64.5cm
(幅39.7×奥行30.9×高さ64.5cm[突起部込:幅40.6×奥行30.9×高さ64.5])

  交換用プラズマクラスターイオン発生ユニット「IZ-C75S」

定価:5,300円 | 交換時期:約17,500時間(連続運転した場合約2年)で交換ランプ点灯。約19,000時間で機能停止。

 楽天市場Yahoo!ショッピングamazon
価格《最安値》4,070円(送料別)〜4,070円(送料別)〜amazon

価格は変動します。時価は必ずリンク先にてご確認下さい。


  交換用集塵(HEPA)フィルター「FZ-BX70HF」

定価:5,145円 | 交換の目安:10年 |お手入れの目安:お手入れランプが点灯した際に、(プレフィルターとなる)後ろパネルと前フィルター部分掃除(これ自体は時々)

 楽天市場Yahoo!ショッピングamazon
価格《最安値》4,090円(送料別)〜4,160円(送料別)〜amazon

価格は変動します。時価は必ずリンク先にてご確認下さい。


  交換用脱臭フィルター「FZ-BX70DF」

定価:5,775円 | 交換の目安:10年 |お手入れの目安:ニオイが取れにくい時や、吹出口からニオイがする時

 楽天市場Yahoo!ショッピングamazon
価格《最安値》4,599円(送料別)〜4,668円〜― ― ―

価格は変動します。時価は必ずリンク先にてご確認下さい。


  交換用加湿フィルター「FZ-AX80MF」

定価:2,730円 | 交換の目安:約10年 | お手入れの目安:1ヶ月に1度

 楽天市場Yahoo!ショッピングamazon
価格《最安値》2,142円(送料別)〜2,070円(送料別)〜amazon

価格は変動します。時価は必ずリンク先にてご確認下さい。

交換用のAg+イオンカートリッジは別ページです。


関連リンク:

KI-BX70 | 加湿空気清浄機:シャープ